俳優としての確かな実力で知られる北村有起哉さん。
朝ドラ3回目の出演となる『おむすび』では主人公の父親役を演じ、話題となっています。
そんな彼の学歴について、ファンの間でさまざまな憶測が飛び交っているようですが、実際にはどのような経歴を歩んできたのでしょうか？
この記事では、北村有起哉さんが選んだ進学先である「日本映画学校」に焦点を当て、彼のキャリアにどう影響を与えたのかを詳しく見ていきます。
目次
北村有起哉は京都大学ではなく日本映画学校に進学している！
画像出典:日本映画大学
北村有起哉さんは高校を卒業後、専門学校である「日本映画学校」に進学しました。
日本映画学校は、川崎市麻生区にある専門教育機関で、映画監督の今村昌平さんがかつて学院長を務めたこともある有名な学校です。
一方、お笑いの分野でも多くの著名人を輩出しています。例えば、ウッチャンナンチャン（内村光良さん、南原清隆さん）、出川哲朗さん、バカリズムさんなどが、この学校の卒業生です。
この学校は、2011年に日本映画大学（偏差値35）として再編されましたが、北村さんが通っていた頃は、偏差値の設定がない専門学校でした。
彼は当初、一般的な大学への進学を予定していましたが、現役時代の大学受験では志望校に合格できませんでした。
その後、浪人生活を送っていた最中に、俳優としての道を目指すことを決心し、日本映画学校に進路を変更します。
この決断は、彼が俳優としてのキャリアを歩むための大きなターニングポイントとなりました。
俳優養成所での学び
北村さんは在学中、演技の勉強に非常に熱心で、他の俳優養成所にも通ってさらなる技術向上を図っていました。
また、当時から自分を客観的に見つめ、「自分は二枚目俳優ではない」と認識しており、どのように自分の特長を生かすかを常に模索していました。
彼は30歳までにアルバイト生活から抜け出すことを目標に掲げ、演技だけでなく、周囲との繋がりや自分の見せ方についても深く考え続けていました。
父親の存在と北村有起哉さんの決意
北村有起哉さんの父親は、俳優の北村和夫さんであり、当時もテレビや映画、そして文学座の舞台で活躍していました。
父親の影響を受けている部分は少なくなかったものの、彼は意図的に父親のいる文学座には所属しない道を選びました。
その理由として、父親との共演が「お互いの成長に妨げになる」と考えたためだとインタビューで語っています。
京都大学出身説の噂はどこから？
北村有起哉さんが「京都大学出身」と噂されることがありますが、これは事実ではありません。
なぜこのような噂が広まったのかは定かではありませんが、関西弁を自然に話すことができるため、関西出身と勘違いされた可能性もあります。
彼が関西弁を使った役を演じた作品の一つに『ムショぼけ』がありますが、その演技が非常に自然だったことが原因とも考えられています。
また、北村さんのインテリジェントな印象が、こうした誤解を生んだ要因の一つかもしれません。
しかし、事実としては、北村さんは日本映画学校に進学しており、京都大学との直接的な関わりは一切ありません。
大学受験の際に京都大学を志望していたという情報もなく、この噂は単なる勘違いに過ぎないようです。
北村有起哉の高校・中学校・小学校の学歴
画像出典:芸能ニュースどすえ
北村有起哉さんの学歴は、高校を卒業する以前から、彼の成長に大きな役割を果たしてきました。
中学や高校時代から演技に興味を持ち始め、周囲の期待にも応える努力を重ねてきた彼の歩みを振り返ります。
杉並第二小学校時代の学びと影響
北村有起哉さんの出身小学校については、正確な情報が公表されていないものの、東京都杉並区にある公立校「杉並第二小学校」が有力視されています。
杉並区内でも歴史ある学校で、彼がこの地域で育ったことを示唆する情報が多く存在します。
彼の家族構成は、両親と2人の姉を含む5人家族。父親は日本を代表する名優、北村和夫さんです。
末っ子として育てられ、幼少期はやや甘やかされた環境で育ったと語られています。ただし、父親は多忙で家庭にいる時間が少なく、北村さんが小学生の頃はあまり父親と過ごす時間がなかったといいます。
幼少期はこのような家庭環境が、彼の俳優としての自立心を育むきっかけになったのかもしれません。
北村さんの姉である北村由里さんも、父親と同じ文学座に所属し、舞台女優として活躍しています。家族全員が芸能の道に関わっている中で、北村さんは子供時代を過ごしていたようです。
野球少年だった小学校時代
小学生時代の北村有起哉さんは、野球に夢中だったことが知られています。
友人たちと一緒にグラウンドで汗を流す時間は、少年時代の彼にとって貴重な経験であり、仲間との絆を深める場でもあったでしょう。
スポーツを通じて培った忍耐力や協調性が、後の俳優としての活動にも役立ったことが想像されます。
杉並区立東田中学校での思い出
北村有起哉さんの出身中学校は、ご本人が公表されているわけではないものの、東京都杉並区にある「杉並区立東田中学校」が有力とされています。
中学時代の北村さんは、運動神経も優れており、バスケットボール部に所属して活動していたことがわかっています。
部活動では真剣に競技に打ち込んでいたと語られており、スポーツを通じて得た経験が彼のその後の人生においても大きな影響を与えたことでしょう。
また、俳優の大鶴義丹さんも、この学校の出身の著名人として知られています。
中野ブロードウェイでの思い出と都会の生活
また、彼の中学生時代のもう一つのエピソードとして、中野ブロードウェイによく通っていたことが挙げられます。
中野ブロードウェイは、マンガやアニメ関連の店舗が多く集まる場所として知られていますが、北村さんにとっては遊び場としての役割を果たしていたようです。
彼はこの場所で、都会的なカルチャーにも触れることができ、独自の感性を育んでいったと考えられます。
東京都立富士高等学校での経験と学業
北村有起哉さんの出身高校は、東京都立富士高等学校です。
この学校は1919年に開校し、もともとは女子校として知られていましたが、1949年から共学校となり、都内でも難関の学校として高い評価を得ています。
同じ高校の卒業生には、小説家の有吉佐和子さん、キャスターの森本毅郎さん、声優の雨宮天さんなど、各界で活躍する人物が多数います。
偏差値は66と、都内公立高校の中でも上位に位置し、毎年、東京大学や東京学芸大学といった難関大学への進学者も出しています。
この学校に入学するには、一般入試を突破する必要があるため、北村有起哉さんが高い学力を持っていたことがわかります。
高校時代の部活動と俳優への目覚め
運動神経が抜群であった北村さんは、高校時代もバスケットボール部に所属していました。
幼少期から体を動かすことが得意だった彼は、スポーツを通してその才能を発揮していたようです。
しかし、当時はまだ俳優という職業に対して特別な関心を抱いていたわけではありませんでした。
その転機となったのが、高校2年生の文化祭です。この文化祭で北村さんは、クラスの演劇で「仁義なき戦い」を披露したことが、俳優への関心を強めるきっかけとなりました。
この演劇では、彼が脚本と演出も担当し、役者としてだけでなく、クリエイターとしてもその才能を発揮しました。
彼は、2023年5月の「STREAM」のインタビューで当時を振り返り、「校内で評判だったんですよ。そこから「何だこれ、面白いぞ」とどっぷりハマっちゃって。」と語っています。
また、この舞台は非常に評判が良く、立ち見が出るほどの盛況ぶりで、校内でも話題になりました。
演技をきっかけに、女子生徒4人から告白される
この成功が、北村さんにとって大きな自信となり、俳優を目指す意識が芽生えた瞬間でもありました。
さらには、この文化祭をきっかけに、4人の女子生徒から同時に告白されるというエピソードもあります。
演劇に真剣に取り組む北村さんの姿が、周囲からも非常に魅力的に映ったことでしょう。
北村有起哉の専門学校での生活ぶり
北村有起哉さんが進学した日本映画学校は、演技や映像制作を学ぶための専門学校です。
大学ではなく、この学校を選んだ背景には、彼が早くから実践的な経験を積みたいという思いがあったからと言われています。
日本映画学校で感じた、同級生との「温度差」
しかし、彼がこの学校で過ごした日々は、自分が期待していたものとは少し異なり、他の生徒たちとの間に温度差を感じることもあったようです。
北村さんは「これから修行が始まる」と現実的に考えていた一方で、地方から上京してきた同級生たちは将来の希望に溢れ、キラキラしていたと振り返ります。
結果的に彼は1年で学校を中退しましたが、その後も俳優の道を歩むことを決意し、別の俳優養成所でさらなる成長を遂げました。
北村有起哉の卒業後のキャリア：映画学校での学びが支えた俳優人生
日本映画学校を卒業後、北村有起哉さんは俳優としてのキャリアをスタートさせました。
卒業後すぐに業界に飛び込み、彼が蓄えたスキルと経験がいかに彼の成功に寄与したのか、その背景を見ていきましょう。
俳優としての第一歩
北村さんは24歳で俳優としてデビューを果たし、それ以来、数多くの映画や舞台、テレビドラマに出演し、独自のキャリアを築いていきました。
20代の頃は、非常に野心的で、「ギラギラしていた」と自ら振り返るほど、俳優としての成功を強く追い求めていました。
その一方で、社会人としての基本的なマナーに欠けていたと認めており、遅刻や失敗を繰り返していた時期もあったようです。
若い頃の苦労と強い決意
北村さんが20代の頃、レンタルビデオ店でアルバイトをしながら生活をしていた時期があります。
その間も、彼は30歳までに俳優として独立するという強い目標を持ち続けていました。
この間、同世代の俳優たちが次々とテレビや映画で活躍する姿を見て、焦りや悩みを感じることもありましたが、彼は自分の将来に対して悪いイメージを持つことはなかったと語っています。
「自分は俳優としてやっていける」という確信があったため、絶対にこの業界で成功するためにはどうすれば良いかを常に考えていました。
仕事を通じての成長と俳優としての活躍
北村有起哉さんは、多くの人々と仕事を共にすることで、自分自身も人間的に成長していったと語っています。
彼の俳優としてのキャリアは、デビュー後から順調に進み、多くのテレビドラマや映画にコンスタントに出演しています。
彼が出演する作品はその多くが脇役ですが、その卓越した演技力は視聴者にも周知の事実です。
今では「名脇役」としての地位を確立し、作品に深みと魅力を加える貴重なバイプレーヤーとして、多くの作品に欠かせない存在となっています。
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